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目の疾患について 〜 翼状片 編 〜

アイクリニック東京グループでは、様々な目の疾患について、皆様に少しでも理解を深めていただけるコンテンツを用意しました。
今回は、〜 翼状片 編 〜 です。

■翼状片

【原因・病態】

翼状片とは、結膜(白目)が角膜(黒目)に向かって伸びてくる病気です。三角形の形をした結膜が、角膜の鼻側に侵入してきます。これは結膜下の組織の異常増殖で、悪性のものではありません。
原因は不明ですが、外で仕事をしているなど屋外での活動により長時間紫外線によくあたる人に多いと言われています。その他にもドライアイや、コンタクトレンズの長期装用による角結膜上皮障害を慢性的に繰り返している人にも生じると言われています。また、加齢により、組織の柔軟性が減少し、結膜に異常が生じやすくなることも一因とも言われています。

翼状片についての画像
翼状片についての画像

【症状】

翼状片の主な症状としては、目の充血や異物感があります。また、角膜に侵入した翼状片が白く濁ったり、盛り上がったりします。
翼状片が進行し、黒目の中心近くまで伸びてくると、乱視が強くなり視力低下を引き起こす場合もあります。

【治療】

翼状片は悪性の組織ではないため、症状が軽度の場合は、特別な治療は必要ありません。充血や異物感の症状が強い場合は点眼治療を行います。
翼状片が進行して角膜の中心付近まで組織が侵入し、視力に影響が出ている場合は手術で切除する必要があります。通常、手術は日帰り手術で行い、入院の必要はありません。しかし、翼状片は再発することがあるので注意が必要です。

【総括】

翼状片は通常、良性であり、軽度の場合は治療の必要もありません。翼状片の症状がある場合は、眼科医に相談し、適切な診断とアドバイスを受けましょう。

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