物が二重にブレて見える症状(以降「ブレ」と省略)ですが、ICLで治せるブレとICLでは治せないブレの区別がつかない方も多いのではないでしょうか?
今回のコラムでは、その違いとICLで治せないブレについてお伝えしていきます。
ブレの違いは両眼で見ていてもわからないことが多いので、片眼を隠して見比べて見ましょう。
①片眼を隠してもブレが残る場合、乱視によるブレの可能性が高いです。乱視によるブレであれば、ICLによって治すこともできます。
②片目を隠すとブレがなくなる場合、「斜視」という目の位置が関係している可能性が高いです。これはICLでは治せません。
「斜視」とは、両眼が同時に物を見ることができず、目が正しく揃っていない状態のことです。片方の目が正面を向いている一方で、もう片方の目が内側または外側に向いていることが一般的です。
「間欠性斜視」は、一定の条件下でのみ斜視が発生する状態のことです。例えば、スマートフォンやパソコンなどを長時間使用して疲労やストレスがたまり、片方の目が斜視になることがあります。普段は正常な視力を維持しており、一時的な斜視が特定の状況下でのみ発生します。
似たようなもので「斜位」がありますが、斜位とは、両眼が揃った状態から、特に視線を保つために行う努力を欠いている状態を指します。通常、両眼は正面を向いていますが、長時間にわたるパソコン作業や疲労により、一方の目がわずかにずれることがあります。通常、この状態ではダブりやかすみが生じず、一時的なものであることがあります。
当院はICL専門クリニックの為、斜視の治療は行っておりません。
予めご了承ください。
なにかご不明点がある方は、当院スタッフまでお尋ねくださいませ。