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【目にまつわる話】『硝子体』について

硝子体とは、目の中で水晶体と網膜の間を満たしている透明なゼリー状の組織で、目の内部の約80%を占めています。

硝子体は、大部分が水で構成されていますが、水以外にはヒアルロン酸、コラーゲンなどの成分で構成されています

【目にまつわる話】『硝子体』についての画像
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硝子体の主な役割は以下のとおりです。

1.眼球の形を保つ
→ ゼリー状で弾力があり、目の内圧を安定させ、丸い形を維持します。

2.光の通り道を確保する
→ 硝子体は透明なので、光が網膜までスムーズに届きます。

3.網膜を支える
→ 硝子体が網膜に軽く接しており、網膜が剥がれないよう支えています。

加齢や病気によって硝子体が変化し、網膜を引っ張ったり、濁ったりすることで、以下のような様々な目の病気を引き起こすことがあります。

  • ・網膜剥離:硝子体が網膜を引っ張ることで、網膜に裂け目が生じ、剥離を引き起こすことがあります。
  • ・黄斑円孔:硝子体が黄斑を引っ張ることで、黄斑に穴が開くことがあります。
  • ・硝子体出血:硝子体自体には血管はありませんが、他の部位からの出血が硝子体内に溜まることがあります。
  • ・硝子体混濁:硝子体内のタンパク質が変性して濁り、飛蚊症の原因となることがあります。

これらの病気を治療するためには、濁った硝子体や網膜に付着した膜などを除去する硝子体手術を行います。

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